今回の釣行で特に気付いた点といえば
恐らくみんな口にするであろう
ブリッジのフローティングペンシル『妖』
私は午前中大物GTにぶち切られ早々に殉職。
次に水深30mでボトムが目視できるという、驚きの透明度。
泳ぐ魚達も見えるが、泳がせ、ジギングでバイトシーンが確認でき
サイトフィッシングが楽しめる。特に泳がせの場合は、一気に喰い込まず
加えて、離して、加えて、離す。中々喰い込まない。
更に驚きの体験が、ジグの動きが良く分かる。
バーチカルにラインは出ているが、落ちるジグはとんでもないところにあった。
MMジグ、キラージグ、ブリッジ、DUEL色々試したが、各々のジグアクションが
楽しめた。中でもやはり凄いのは、MMジグと、キラージグ。
今回勉強したことをイメージしながら次回のジギングにつなげたい。
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時間も正午を回り、地合いも終わりかけ!?
リールをソルティガ4500番から ツインパワー12000番に替え
丁寧にゆっくり、エラーに気を付けてキャストし続ける・・・・
赤間船長の言葉が頭をよぎる・・・・
『焦っているときは、ロッドコントロールが早くなり
ルアーアクションが雑になりますから・・・』
丁寧に丁寧に、プラグの効能を意識しながら
諦めず、くじけず、粘り強く キャストし続ける・・・・・
その時が来た!
大きく水柱が立ち聞いた事見たこともないような、バイトアクション
船べりでファイトするより、中央部でファイトした方が良いということは
動画やみなさんのアドバイスで習得済みであるが、あの強烈な引きは
言葉に出来ず、とにかく竿を立ててラインを出さない事だけに意識を集中させた。
今回持参のタックルには山本さんの絡みもあり特に深い思い入れがある。
もう、バラシたくない
絶対獲りたい・・・・・・
とっさに座り込み、GTの強引な引きに必死に耐えた。
しかし、ここは宮古島、風はあるが、灼熱の太陽下でキャストし続けたせいか?
体力不足なのか・・・・・
午前中のGTファイトで右腕は早々に筋肉痛。竿を起こす事すらできない。
腰に力が入りすぎて既に限界・・・・・背筋が痺れだしギブアップ寸前。
ヒデト船長初めみんなが、応援してくれている声ははっきり聞こえた。
森船長もフォロー入れてくれ、ようやくリトリーブにまで持ち込んだが、
なかなか浮いてこない。
軽トラに引きずられているかのようだった。
『ヒデト~もう駄目や』
『アキ~替わってくれ~』
二人とも
『つまらんつまらん』
『自分であげな~』
『もうすぐもうすぐ』
笑いながら応援してくれた
しかし身体は既に言う事を聞かないと思っていた瞬間、GTシルエットが確認できた!
『デカイデカイ』みんなの声がハッキリ聞こえる。
底力とはこのことだ。
GTは次第に浮き上がり、船長のギャフが入る。
みんなから
『おめでとう!』
涙が出そうになった。
しかしその前に、タックルを投げ出し船上に倒れ込む。
ランディングされたGTのサイズを確認する間もなく
ペットボトルに口を当て、放心状態。
この写真誰が撮ってくれたのかも覚えてない
ようやく正気に戻りさあ記念すべき1枚を撮る前に1枚 笑
この時、無意識に船上に横たわるGTへ視線が向き、手足はガクガク ブルブル
無事記念すべきGTを膝枕することが出来たが、ほほ笑む余裕すらない・・・・・・
35キロのGT一生の思い出だ。
みんなに感謝。宮古島万歳!
この後みんなにからかわれたのは言うまでもない 笑
続く・・・・・・